バイオディーゼル燃料
・BDF(バイオディーゼル燃料)とは?
BDF(バイオディーゼル)とは、英語で「BIO DIESEL FUEL(バイオ・ディーゼル・フューエル)」の略で、
化石燃料(軽油)の代替燃料として、植物性の油を原料にしたディーゼル用燃料を言います。
いずれ枯渇してしまう化石燃料に対して、地球の自然環境の中で繰り返し得ることができる再生可能なエネルギーです。
また、軽油と比較して環境負荷が非常に少なく、CO2の排出量はゼロカウントとなります。
環境・健康にやさしく多方面から注目を浴びています。
・BDF(バイオディーゼル燃料)の特徴
・CO2排出量がゼロカウント
食用廃油に含まれるCO2は、食用油の原料である大豆や菜種などの植物が、
大気中から吸収したものであり、燃料使用により発生するCO2は、地球環境中のCO2を増加させません。
・多くの疾病原因とされている黒煙は、軽油と比較し約3分の1以下に減少します。
・小児ぜん息・アトピーなどの原因と言われている硫黄酸化物は、排ガス中にほとんど含みません。
・市販のディーゼル車に使用できます。特別な仕様変更をする必要はありません。
・軽油と同等の燃費と走行性です。
・100%の使用であれば、軽油引取税は課税対象外となります。
・バイオディーゼル精製
回収した食用廃油は、装置でメタノールと触媒を加え化学反応させ、
軽油成分と同じバイオディーゼル(メチルエステル)を取り出します。
その後、数回の洗浄工程を経てBDF(バイオディーゼル)が完成します。
食用廃油100リットルから約90リットルの燃料ができます。
イラストで知る・BDFのいろいろ
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